about

院長挨拶

門司メディカルセンターは、全国に32ある労災病院グループの一員です。

昭和30年5月に九州労災病院門司分院として開設され、昭和32年7月に門司労災病院と改称しました。平成元年12月に現在の東港町に移転、平成20年4月に九州労災病院門司メディカルセンターと名称が変更されました。このように長い歴史と伝統があり、労働者健康安全機構の基本理念のもと、労働者の健康を守るとともに、地域住民の健康と生活を支援する役割を担います。

門司区に一つの地域医療支援病院として、地域に密着し住民のニーズに合わせて診療します。

地域医療支援病院として、高齢化率が非常に高い門司区の実情と医療・介護のニーズに合わせて、高齢者に多い救急疾患を積極的に受け入れます。住民の方々が住み慣れた地域で生活できるように、地域の病院、かかりつけ医、福祉施設などと連携を取りながら、住民の皆さまのお役に立てるよう努力していきます。

最新の知識と専門性の高い技能を提供しつつ、急性期医療に取り組みます。

地域の急性期病院としての役割を担います。産業医科大学の関連病院として、最新の知識と専門性の高い技能を有する医師が診療に取り組みます。この数年、各診療科の体制がさらに充実しており、地域の皆さまの期待により一層応えられるよう、病院全体で取り組んでいきます。

回復期医療を重視します。

地域包括ケア病棟を活用して、身の回りの自立を促し、歩行訓練や生活指導を行ってきました。また地域住民の一時的な生活機能低下や、レスパイト入院(介護者が一時的に休養するための、維持的な入院)にも対応してきました。
この数年間、行政の要請に応じて新型コロナ患者の入院を多く受け入れる中で、地域包括ケア病棟の機能を縮小せざるを得ませんでした。新型コロナ5類への移行を受け、今後はフルにその機能を発揮していきたいと考えています。

勤労者医療や産業保健の向上に取り組みます。

労災病院の役割として2017年4月に勤労者医療総合センターを開設し、職場復帰や治療就労両立支援、大企業および中小企業の産業医活動、人間ドックやアスベスト等の特殊健診を行っています。

院長 興梠征典(こうろぎゆくのり) 略歴
  • 熊本大学医学部卒、同放射線科入局
  • 熊本大学大学院医学研究科卒業、医学博士
  • 米国UCLA留学
  • 産業医科大学放射線科学教授
  • 日本医学放射線学会・理事
  • Japanese Journal of Radiology編集委員長
  • アジアオセアニア神経放射線学会・前代表
  • 産業医科大学名誉教授